「第64回日本糖尿病学会年次学術集会」のご報告
- イベント
- 2021.06.22
みなさま、こんには。弘前にも梅雨が到来し、じめじめした気候が続きますがいかがお過ごしでしょうか。今回は「第64回日本糖尿病学会年次学術集会」のご報告をいたします。
学会の発表者の面々。病院の屋上で記念写真。
会員の多い糖尿病学会の集会の中で、春に行われるこの「学術集会」は最大規模のもの。1921年にバンティングとベストがインスリンを発見してちょうど今年が100年目にあたり、学術集会も記念すべき会となるはずでしたが、感染の流行を鑑みて完全Web開催となりました。とはいえ、当科をはじめ全国の施設から多くの演題が集まり、Web上で質疑応答が行われるなど盛会裏に終わりました。当科メンバーの発表は下記の通りでした。
口演
- 「FIB-4インデックスは日本の非糖尿病住民において将来のインスリン分泌低下を予測するマーカーとなる」
藤田朋之 - 「合併症が2型糖尿病患者のQOLに及ぼす影響について」村上宏
- 「糖尿病性神経障害においてRAGEシグナルはマクロファージを活性化し末梢神経のインスリン抵抗性と逆行性軸索輸送障害を惹起する」遅野井祥
- 「糖尿病性神経障害では血漿キサンチンオキシダーゼによりマクロファージが活性化する」竹内祐貴
- 「2型糖尿と脂質プロファイルとの関連-住民検診での検討-」今田亜由美
- 「膵性糖尿病患者の乳糖不耐症保有率に関する検討」柳町幸
- 「膵性糖尿病症例の血糖変動の特徴について」中村遼馬
- 「複数の遺伝子の1塩基多型による2型糖尿病発症への影響」西谷佑希
- 「糖尿病症例におけるエクオール産生能に関する検討」濱浦季穂
- 「膵切除術前後における耐糖能の変化に関する検討」山一真彦
ポスター
- 「糖尿病患者における夜間頻尿の有病率と関連する臨床背景の検討」田辺壽太郎
- 「透析導入となった糖尿病患者の特徴とその後」佐藤江里