新教室員の紹介
- 採用
- 2022.08.05
当科ホームページをご覧のみなさま、こんにちは。今回は当科に加わった新教室員4名の自己紹介を掲載します。小田桐、小杉、磯﨑、樽澤、4名それぞれの目標や個性がとてもわかりやすく書かれていると思いますので、どうぞご覧ください。
こんにちは。今年の8月から内分泌代謝内科学講座で勤務させて頂いております小田桐直生と申します。大学病院で勤務させて頂くのは初めてで右も左も分からない状態ですが、一日一日を大切に精進していこうと思っております。宜しくお願い致します。
内分泌代謝内科は甲状腺、副腎などに関する内分泌疾患と、糖尿病、脂質異常症などに関する代謝性疾患を専門とする診療科です。臨床のみならず研究・留学体制も充実しており、専門分野を特化させる環境が整っています。
当科では手術・血管カテーテル治療・内視鏡治療などの、医療機器を用いた侵襲的治療は行いません。ですから「手術の腕を磨きたい!」とか「カテーテル治療に携わりたい!」などと考えている先生方にとっては、志望先として考えたことのない分野かもしれません。しかし内分泌代謝内科には、当科ならではの大きな魅力があります。それは「個人の生活背景を考えながら」、「患者さんと共に」治療していけるという点です。例えば、初期の糖尿病であれば食生活の改善や運動療法で改善が期待できますが、いくら生活を改善しようとしても、仕事や家族の都合で生活をなかなか変えられない患者さんも多くいらっしゃいます。その際に医師側から治療方針を押し付けるのではなく、患者さんの生活背景を理解した上で、患者さんと一緒に、治療方針を考えていけるというのが、当科に特徴的な診療方法だと思います。このように、疾患だけでなく全人的に患者さんと関われるというのは非常にやりがいがありますし、治療が上手くいった時に患者さんと喜びを共有できるというのも、大変魅力的なポイントです。
患者さんとの関わりが深く、academicな一面も併せ持つ、そんな内分泌代謝内科学講座に入局できましたことを大変光栄に思います。まだまだ未熟者ではありますがこれからどうぞ宜しくお願い致します。
みなさま、はじめまして。小杉愛と申します。出身は青森市で、県立中央病院での初期研修を経て今年度入局いたしました。好きなものはさくらんぼで毎年食べた数を記録しています。最高記録は785個です。ちなみに約20個で1単位相当だそうです。PHSにもさくらんぼをつけています。最近茎が折れてへこんでいます。ちょっとかわいそうなさくらんぼを目印にしてください。
さて、話は変わりますが、みなさまは一目惚れはアリ派ですか?ナシ派ですか?ちなみにわたしはアリ派です。というのも、内分泌内科を志したのがまさに一目惚れだったからです。5年生で内分泌疾患を初めて受け持ち、ともすれば見逃してしまいそうな軽微な所見や異常値から次の検査につなげ、原因を突き止めていく細やかな診療に「これだ!」と思ったのを覚えています。初期研修中も浮気せず、この度一生付き合っていくことを決めました。解釈に悩むデータに翻弄されることもありますが、それに対して自分なりの考えを突き詰めていく研究的側面も内分泌分野の醍醐味だと思います。まだまだひよっこで至らないところばかりですが、少しずつ成長できたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは、今年度から糖尿病内分泌代謝内科に入局しました、磯﨑文哉と申します。出身は青森県三戸郡階上町大字赤保内字道仏道添です。学生時代はバスケットボール部に所属しており、毎日体育館を駆けずり回っていました。
ところで、皆さんの小さな頃の夢は何だったでしょうか?私は、教育番組を観ながら工作をすることや虫や魚の生態を知ることが好きで、「おおきくなったら、はかせになりたい」と言っていました。26歳の君は博士を目指して大学院に進学し、研究はまだ始まっていないけれども日々研鑽中だよ。と、幼少期の自分が聞いたら喜ぶと思うので伝えてあげたいです。
4月から弘前大学で勤務することとなり、慣れない環境に適応していくのは大変かと考えていたのですが、教授をはじめ、指導医の先生方、年度の近い先輩方がとても丁寧に優しく教えて下さいますので、日々の業務をなんとか行っていくことが出来ていますし、少しずつ成長していることも実感しています。
まだまだ至らない点ばかりではありますが、青森県の糖尿病・内分泌代謝疾患の診療に携わる一員として励んでいきたいと思います。
みなさん、初めまして、今年度より新しく医局員になりました樽澤武房です。出身は弘前市で、一度生物系の大学院に進み、修士号を取得したのちに、学資編入制度を利用して弘前大学医学部に編入学しました。
糖尿病内科を志すきっかけは持病の1型糖尿病です。中学生の頃に発症し、以来、第三内科の先生方にお世話になっています。元々自然科学に興味があったのですが、初めから医療の道に進もうと思った訳ではありませんでした。むしろ、寒天培地を作ったり、ピペットをいじるような実験がしたかったので、そういった研究職を目指していました。成人してから患者会や小児糖尿病サマーキャンプに参加させていただくようになり、糖尿病の臨床に携わりたいという気持ちが強くなりました。
糖尿病はリスク管理が重要な慢性疾患ですので、派手さはないですが、その人の何十年後に影響する責任ある診療科です。小児糖尿病の移行期医療についてももっと勉強していきたいと思っています。縁の下の力持ち的なポジションを目指して邁進して参ります。今後ともよろしくお願いします。